2018.11.14

冬の乾燥の季節、どう対処する?

お悩み54

「今年は夏の暑さが異常だったので、秋、冬と気温が低くなる季節がずっと楽しみでした。でも、いざ寒くなってくると、まず静電気が所構わずパチパチいうのが不愉快でうんざり。顔の皮膚もつっぱるし、ノドはいがらっぽくなるし、髪も乾いて扱いにくくなり、とにかく「乾燥」がよくないのだと思うのですが、どう対処したらいいのでしょうか?」

私が解決します!

藤原千秋
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。

■どうして冬は「乾燥」するの?

湿度って、高ければ高いでジメジメして息苦しく、気持ち悪いもの。でも逆に乾燥しすぎてもやっぱり不快なのですから、「ちょうどいい」相対湿度50%前後の環境というのがどれほど素晴らしいかということ。本当に、暑くもなく寒くもなく、蒸しも乾燥もしていない日って気持ちいいのですよね。

ところで、どうして冬になるとこう「乾燥」しがちなのでしょうか。大雑把にその理由を説明すると、まず冬は気温が低くなることで、屋外の空気中に含まれる水分(水蒸気)が水滴や氷になり、物理的に減ってしまうから。

加えてエアコンなど、水蒸気を発生させないタイプの暖房器具を稼働させることで、屋内の相対湿度が下がってしまうから。双方があいまればなおのことです。

■「乾燥」のもたらす害

この「乾燥」は、私たちに何をもたらすのでしょう。

まずは言わずもがな、肌(皮膚)や髪や、鼻や咽喉の粘膜など私たちの身体の表面の水分が失われやすくなり、そのために各バリア機能が低下して細菌やウイルスの侵入を許しやすくなるなど、健康上のリスクが高まります。具体的には、皮膚は痒みを感じやすくなりますし、鼻や咽喉は乾燥してガラガラしやすくなります。風邪をひきやすい状態になるのです。

また、同じ気温であっても湿度が低いほど体感温度も低く感じられるようになります。夏の「蒸し暑さ」の反対ですね。寒さを感じ暖房をつける際、いたずらに設定温度を高めるのでなしに、そこで湿度を適度に上げてみることには省エネ効果があるということです。

そして身体への直接の影響ではないにしろ、空気、屋外屋内共に環境全体の「乾燥」は、火災を誘発する一因となります。静電気の発生も火災の原因として軽視できません。セルフのガソリンスタンドで給油する際などは特に静電気をまとったまま作業しないように十分気をつけてください。

余談ですが、体感として「乾いた」感覚はあっても、人の感覚器官では湿度をあまり正確に感知できないと言われています。

砂漠でも相対湿度で20%程度はあると言われています。試みにでも日常的に「温湿度計」を携行してみるのは、湿度を可視化してみるアイディアとしてお勧めです。

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■普段から施せる「乾燥対策」と、その注意点

屋外屋内を問わず、乾燥による「静電気」が気になるときには可能であれば地面(床)にさっと両手をつきましょう。放電できます。またプラス帯電しやすい衣類(ウールなど)とマイナス帯電しやすい衣類(ポリエステルなど)を重ね着する際には特に注意して。静電気防止スプレーなどを出がけに衣類に噴霧することは、外出先で上着などにホコリがつくことの防止にもなりますので参考まで。花粉対策にもなります。

屋内では暖房器具を稼働させると自然、相対湿度が下がってしまうので、適宜「加湿器」を使用して、相対湿度50%程度まで湿度を上げるようにしましょう。家庭では洗濯物の部屋干しをしてもいいでしょう。近年のエアコンには加湿機能のあるタイプもあるので加湿器を併用しなくても適度な湿度に整えられます。その場合には逆に加湿をしすぎないように注意することも大切です。

なぜかというと、乾燥を恐れるあまりに加湿しすぎると、今度はカビやダニの発生繁殖を促してしまい、別の意味で健康を損ねかねないためです(主にアレルギー疾患)。特に、風邪対策などで加湿を頑張りやすい寝室や子ども部屋には、湿気を吸うカーテン、ベッドマット、敷布団等があります。それらに知らず知らずのうち、カビが生えないよう、定期的に確認しましょう。寝具や布製品はむしろ「乾燥がち」に整えるよう気をつけてください。

屋外では自分の意思でおいそれと空気を「加湿」することはできません。そこで鼻や咽喉の粘膜の保護に「マスク」を装着するのはもっとも簡単な体への「加湿」法といえるでしょう。またマスクは屋内での過剰な加湿を抑えるうえでも有効です。耳の痛くならない、また息苦しくなりにくい就寝時用のマスクなども市販されていますので、マスクが苦手な方もためしに使ってみてはいかがでしょうか。

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