2018.02.14

快適な睡眠を手に入れたい!|ズバッと解決!<季節のお悩み相談室>

お悩み17 

たまに「今日はしっかり寝られたなー」と思いながら起きる朝は、化粧のりもいいし、体調もスッキリしているのがわかります。でもなかなかそういうクオリティの高い眠りってやってこないんですよね。どうしたら日常的に良い睡眠が手に入るのでしょう。

私が解決します!

藤原千秋
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。

■一番在宅時間の長い部屋

私は新しいマンションや一戸建てのチラシがポストに入っていると、捨てるまえに一通り眺めてしまうたちなのですが、「寝室」となるような部屋(大抵、「リビング(ダイニングキッチン)」の次に広い部屋であることが多い)がどういう位置づけかな? ということをいつも気にしています。

リビングがとても日当たりの良い位置にあるのに、寝室が北向きの暗そうな設えの場合はちょっとガッカリ。なぜかといえばそのせっかくの新しい家にいて、住む人がもっとも長い時間を過ごす部屋はどこなのか? ということを考えてしまうからです。

さまざまなライフスタイルがあるので一概にはいえませんが、例えば、朝8時に家を出て、会社に行き、夜の19時に帰宅するような場合。

日当たりのいい「リビング(ダイニングキッチン)」に居るのは朝6時から8時、夜19時から23時までの計6時間。さらにそのうち、入浴時間や家事その他の時間を抜いた時間になるでしょう。

一方、寝室に居るのは睡眠に要する23時から6時までの計7時間ほどだというのはほぼ確定されます。ですから、もっとも長い時間を過ごす部屋というのは、概ね「寝室」ということになるはずなのです。

■「寝室」を大切にしていますか

というところで、いかがでしょう。より日当たりが良く、風通しがいいといった、もともとカビやダニを避けやすい環境がいいお部屋は、お宅の場合「リビング」と「寝室」、どちらでしょう? 「掃除」の頻度は、どちらが高いですか? 窓をしっかり開け、風の通り道をつけての「換気」は、どちらをまめにしていますか?

ベッドやふとんの乾燥(天日干しやふとん乾燥機の利用)、ふとん掃除機の利用などなど、カビ・ダニ対策の湿気避けはしていますか? 寝室の窓の結露を放置して、カーテンにカビが生えてしまったりしていませんか? フローリングに、直にふとんを敷いたまま万年床にしていたりしませんか? ふとんにカビが生えたりしていませんか?

■「寝室」に適した温度、湿度

眠りについている時の私たちはいわゆる無意識に、その場の環境によって寝返りを打ったり、ふとんを剥いでしまったりします。暑すぎても寒すぎても、乾燥しすぎても湿りすぎても眠りは浅くなります。

年齢や季節によっても快適と感じる温度、湿度は変化しますが、冬なら16〜19度、夏なら26度前後、いずれも50%前後に湿度を整えるのが眠りやすい環境の目安です。寝室の、自分が実際に眠っている位置、高さで温度・湿度を計測し、いつでもモニターできるようにしておきたいところです。

ことインフルエンザ対策とか、湿気の高い梅雨時などには温度、湿度ともに気にされる方が増えますが、通年でこの客観的な数値を確認しておくと、にわかに寝苦しい晩などにも、その理由がわかりやすいのではないかと思います。

温度湿度を含め、寝室の空気環境を整えるのは何にも増して大切な快眠ポイントになります。エアコンや加湿器、除湿機、空気清浄機などの利用のほか、季節によっては自然の外気も適宜取り入れてしっかり換気を行いましょう。そしてくれぐれもホコリっぽい環境で寝ることのないようにすることも、アレルギー(喘息、花粉症等々)を予防する意味でも大切なので、軽視しないようにしましょう。

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■眠りにつきやすくする工夫あれこれ

そのほかにも、過剰に薄着や厚着をしない、寝る寸前までブルーライトを見ない、食べてすぐ寝ないなど、なるべく眠りを阻害する生活習慣的な要因を寝室に持ち込まないことも大切です。そのうえで、肌触りのいい寝具を取り入れたり、なるべくまめにそれらを洗濯して清潔な状態に整えたりという、寝室、寝具周り全般での暮らしの工夫を凝らしてみましょう。

いずれにしろ、おそらく誰もが、自身の収入のうちで、もっとも大きな割合を占めるコストをかけて手に入れているのが「住まい」ではないでしょうか。自分の暮らしを護る、「住まい」の主目的は、明日の生活につなげる元気を養う安心できる「眠り」を得るということ。「寝室」こそが、「住まい」の存在意義そのものであるはずなのです。

そういう基本に立ち返り、ぜひ住まいや暮らしという大枠から「睡眠」を捉え直してみてください。

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