2018.05.04

衣替え|暮らしの歳時記~今さら聞けないマナーと常識~

気候により服装をかえるのは、四季がはっきりしている日本ならではの習慣。現在も6月1日と10月1日は更衣の日とされて、学校や職場の制服、ユニフォームはこの日を境に夏服・冬服にかえます。クールビズ、ウォームビズなども一般的になり、以前ほどはっきりとした衣替えをせず、ふだんの服装にも毅然とした境目はありませんが、衣替えの頃に服の手入れをしたり、ワードローブの整理を行いましょう。

衣替えのはじまりは?

平安時代、宮中では旧暦の4月10日と10月1日に衣替えが行われていました。当時夏服はなく、下着などを調節して、調度品を夏仕様に改められたといいます。時を経て、洋装が定着してきた明治時代には、政府により夏は6月1日、冬は10月1日が衣替えの日と定められました。

江戸時代は年に4回だった

江戸時代には木綿の普及が進みました。衣類の種類も増え、春と秋には裏地のある「袷(あわせ)」、夏は裏地のない「帷子(かたびら)」、冬は防寒用の「綿入れ」を着るようになり、幕府は年に4回の衣替えを定めたのです。これが庶民層に広がりました。

着物は洋服とは異なる?

現在も着物の衣替えは洋服とは異なります。一枚仕立ての単衣(ひとえ)は5月15日~6月末と9月。薄物は6月10日~8月19日、裏地のついた袷は10月~5月14日。着物の衣替えはスケジュールが細かく分けられ、帯なども合わせてかえますが、現在は気温に合った着物を着る傾向になりました。暑い夏の日に、涼しげな着物姿は、素敵なものです。

天気のいい日を選ぶ

家庭で衣替えをするのは、晴れていて空気が乾燥している日がベスト。いつかやろうとのんびりしていると梅雨入りしてしまうので要注意です。ほこりが舞うので、窓を開けるなど換気も忘れずにしましょう。

次の季節も気持ちよく着られるように

コットン製の服はきれいにたたみ、折じわがとれにくいニットは、くるくるっと丸めて収納するのが基本です。シャツは襟が折れないように気をつけながら襟を交互に重ねます。同じアイテムをまとめて仕舞えば、まとまりを移動するだけなので衣替えもグンと楽になります。状態はよくても小さくなったり、もう着なくなってしまった服や小物は、着てくれる人に譲ったり、リサイクルショップやフリマなどでリサイクルしましょう。

引き出しも掃除のチャンス

クローゼットや引き出し、収納ケースが空の状態になる数少ないチャンスですから、きれいに掃除機をかけるなどして掃除しましょう。たまった埃はダニやカビの原因にもなるので注意が必要。サシェなどを使用している場合は入れ替えるなどのチェックを。

クリーニングの取り忘れはない?

コートやジャケットなどをクリーニングに出したまま引き取りにいくのを忘れているアイテムはないかチェックしましょう。クリーニングから引き取ったアイテムはビニールを外して収納するのがポイント。つけたままでは蒸れて衣類が痛む場合もあるので要注意。

衣類にやさしい、収納のツボ

・引き出し
湿気は上から下に行くので、引き出しの上段にはシルクやカシミヤなどデリケートな素材を仕舞うのが基本。下段には比較的湿気に強い綿のアイテムを。

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・仕切るとスムーズ
引き出しは厚手の紙や便利なグッズなどで仕切って使うのがおすすめ。ランジェリーやハンカチなど、ごちゃごちゃしがちな小さなアイテムもすっきりと収納できます。

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・クローゼット
上の棚には、使用頻度の低いアイテムを収納。コートやジャケットは長さを揃えてつるせば、下にスペースが生まれます。そこに収納ケースや靴箱を重ねれば、収納力のグンとアップします。

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・防虫剤
防虫剤は使用期限を守って、衣類の上に置くのがポイント。種類の違う防虫剤を一緒に使うと変質の恐れもあるので注意しましょう。

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・つるす
コートやジャケットなど、ボリュームがあるアイテムはつるしが基本。しわや型くずれ防止に、ハンガーにかけたらきちんと形を整えましょう。余裕があればブラウスなどもつるすのがベスト。

・小物を駆使
ネクタイハンガーや、ボトムをまとめてつるせるハンガー、靴をコンパクトに収納できるグッズなど、ちょっとした小物を使えば収納できる量も増え、すっきり見せられます。

・まとめる
シャツやカットソー、スカートやパンツなど同じアイテムはまとめて収納します。大きさが大体同じなのでまとまりやすく、探しやすいので服選びの時間も短縮できます。

衣替えにおすすめ

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「伝統の作法と最新マナー 冠婚葬祭常識辞典」、「日本の行事を楽しむ12カ月 くらしの歳時記」(ともに主婦の友社刊)より


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