2018.05.18

初夏の楽しみ|暮らしの歳時記~今さら聞けないマナーと常識~

一年を24等分に分けて、それぞれを約15日の「節気」にして気候の移り変わりを表したものを「二十四節気」といいます。二十四節気では、5月6日頃は夏の始まる日といわれる「立夏」。暦の上ではこの日から夏に入ります。また、主に農作業に深くかかわる「雑節」では、5月初めには八十八夜を迎えて、新緑が鮮やかに映え、風が心地よい時期。梅雨入り前のさわやかな季節感を、暮らしの中でも楽しみたいものです。

八十八夜

「夏も近づく八十八夜~」。この唱歌で八十八夜の名を覚えた人も多いのではないでしょうか。八十八夜は日本の農作業と深く関わる「雑節」のひとつ。立春から数えて88日目を指します。この時期、昼間はあたたかくても、夜急に冷え込んで霜が降りることもありました。晩霜と呼ばれるこの霜は、農作物にとっては点滴。そこで注意を払うようにこの日が記されるようになりました。「八十八夜の別れ霜」という言葉もあり、この日を過ぎれば霜の心配はなくなります。

農作業は大忙しの日々

田に水を引き、苗代のもみまきやお茶のつみとりなど、農作業はこれからが忙しさ本番になります。八十八は末広がりの「八」がふたつ並び、また「米」という字にもなることから、この日は農作業のスタートの縁起がいい日、とされていました。

お茶のおいしい季節、到来

このシーズンしか味わえない、贅沢な新茶の登場です。この時期、いちばんに新芽のやわらかい部分を摘み取ったのが新茶。うまみ成分のテアニンをたっぷり含み、カフェインやタンニンなどの苦みや渋みが少ないのが特徴。中でも機会を使わず丁寧に手で摘み取られた新茶は手摘み茶と呼ばれる高級品です。

新茶をおいしくいれて飲みましょう

新茶に含まれるカフェインやタンニンは、80℃以上、うまみのテアニンは50℃程度で揮発します。少し熱めのお湯でさっと入れると、香りと程よい渋さが楽しめます。また、70℃くらいまで冷ましたお湯でゆっくり入れると、旨味がひきだされます。お茶を注ぐときは、急須を回しながらいれ、最後の一滴までしっかりと注ぎましょう。

体にいい成分がギュッと詰まった新茶

八十八夜に摘んだお茶を飲むと、一年間無病息災でいられるとされ、八十八夜の新茶は昔から縁起物とされてきました。この茶葉は極上とされ、仏前、神前、目上の方に差し上げるのが慣習でした。また、ビタミンCをたっぷり含み、サポニンやカテキンも豊富。美容、健康の味方です。カテキンにはリラックス効果もあります。お茶を飲むと心が落ち着くのはそのせいです。

覚えておきたいお茶の種類

・煎茶
もっとも一般的な緑茶。新芽を蒸し、揉んで乾燥させたお茶です。甘みと渋みのバランスが絶妙です。

・玉露
高級茶として知られています。新芽に覆いをかけ、日光にあてずに育てて、煎茶と同じ工程で作ります。

・玄米茶
玄米を焚き、炒ってから煎茶や番茶とミックス。香ばしさが人気。

・ほうじ茶
番茶を炒って作ります。さっぱりとした味わいでカフェインも少なく、子どもにも飲みやすい。

・抹茶
日光にあてずに育てた新芽を、石臼で粉状にしたお茶。茶の湯に使われるお茶です。

・番茶
大きく、硬めの茶葉や茎で作られたお茶。栄養成分に優れ、甘みがあるのが特徴。

小満

二十四節気のひとつ。植物や草木がますます生長する季節、立夏から15日過ぎた日(5月21日頃)を小満と呼びます。万物が次第に長じて天地に満ち始める時季で、前年に植えた麦が成長して穂を実らせるため、一安心(少し満足)するという意味から小満と呼ばれます。田では苗を植える準備がスタートします。

「伝統の作法と最新マナー 冠婚葬祭常識辞典」、「日本の行事を楽しむ12カ月 くらしの歳時記」(ともに主婦の友社刊)より

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